夢色約束
「お嬢様」

一瞬、家の光になったのかと思った。


「ここで、私は、あなたに誓って見せましょう」

この言葉・・・


「どんなことがあっても、あなたの傍を離れないと」

セリフだ。

光の、セリフだ。

光が演じる執事が私に誓いをたてる。

光・・・

すると、光はフッと、笑った。


「ほら、お前の番」

私の、セリフ・・・


「なら、私もここで誓うわ。あなたは、誰にもあげない。あなたはずっと、私だけの執事よ」

私の手を取った光は手の甲にキスを落とした。
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