隣のあなた。…運命の人と…
『なにしに来たんだよ、愛美』
「飲みに来たら悪いの?」
『どうせ、親父の使いだろ?』
「分かってるなら、聞かないでよ」
親父はなんでかしらねぇが
俺がホストだって事を知ってる
けど直接何かを言ってくるわけじゃない
用があれば、愛美が店に来る
「いつ戻るんだけど、もう4年だぞって社長はぼやいてたわよ」
『ああ……もう4年か……』
『で?親父とやったのか?』
「…っ。なっ、何言ってんのっ!」
愛美は親父に惚れている
親父も……惚れてんだろう……