そのままの君でいて
1時間後 福永と副社長 そして堺は 愛恵のマンションを訪れた。


「気分は?」

福永は、口は 悪いが 心の熱い男だった。

彼女をスカウトしたころは ある事務でスカウトの仕事をしていた。

愛恵を連れて その後 独立した。

寝る間もなく 愛恵の為に動いた。

今の愛恵は 彼が居たからこそ…存在していた…

「社長てありがとうございました」

「過去形にするな」
福永は笑う。

「妊娠・出産で1年半は休暇だな…」

「私仕事はぎりぎりまでやれるならやります」

「うん。相手方次第だな。妊娠でもお前に価値があると判断すりゃあ仕事は切れないだろう。あとは、会見を一人か、2人か、だな」


3人はジョーを見る。

「私一人でとは思うんです」

「ん。一般人だしな…」
「今後のためにも」


「そうしよう。よし」

福永たちは 会見用の打ち合わせ用下書きを サクサクと書いて行く。

「ボクはどうしたらいい?」

「大丈夫…ジョーはなにもしなくていいから。ずっと…一緒にいてね…」

ジョーは 自分には 何も出来ない歯がゆさを感じていたが。


彼女が あぁ言うからには…


「買い物行ってくる」

「何買いに行くの?」

「食べ物」

ジョーはキャップをかぶる。


彼の向かった先は、コンビニでもスーパーでもなかった。



「オゥ。フアック」

ドアは変わらず 開けずらい…

「HELLO」

「あ。久し振り…」
優だ。

「座りな~」

康介は問診らしい。

「はい。おみやげ!」
途中 ジョーは 洋菓子店でプリンを10個 買う。
「大変ね…もう落ち着いてきた?」

「うん。もう出かけられるし!」

「の割に浮かない顔じゃん?」

「アハハ。うん。少し」「どうした?」

「愛恵…ベイビー出来た」

「まぢ?」
優は整理していたカルテを 落としそうになる。

「明日マスコミにフアックスが出る。明後日くらいに記者会見するみたい」

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