未定
第一章



降りしきる雪の中、ひたすらに歩き続ける。








誰もが奇妙なものを見るように私をチラチラと見てはすれ違い通り去っていく。









(結局、他人なんてそんなものだ。)










でももし私が同じ立場ならきっとみんなと同じく見て見ぬふりをする。




だから、そんな行動が分からなくもない。



というより、関わり合いになりたくないというのが普通だろう。









皆は正しい。


でも、寂しい国だな。とも思う。






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