未定



「お父さん、みんな来てくれたよ?」



父の周りには小幡さんをはじめとした友人方、

会社をサポートしてくれて、私もお世話になった秘書さんたち、

そして、親戚のみんな。



「正臣、みんな来てるぞ。

和志も夏も、それから奈緒ちゃんも!

あとな、優理は来月臨月で今おなかパンパンだぞ?!」



「マサに名前を付けてもらおうと思ってたのに!

もぅ、ほんとせっかちなんだからっ…」



「マサ兄、今までお疲れ。そっちには亜季ちゃんいるし、

俺らが行くまでせいぜいイチャイチャしてろ!

でも、俺がそっち行ったら今度こそ亜季ちゃん振り向かせてやるんだからな!

覚悟しとけよっ!」



「兄さん幸せ者だね。病室がすし詰めだよ……。」



「お父さん…今までありがとう。

私ももう高校生になったよ!

お父さんが、、寝ているうちにっ、大きくなっちゃっ…た。

そっちにいっても……お、お母さんと、仲良くっね?」







……ピッ……ピッ……ピッ……ピッ……ピッ……ピッ、ピ――――――





父、清水 正臣(シミズ マサオミ) 享年48歳

娘、清水 亜美(シミズ ツグミ) 当時16歳高校1年

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