ミュンミュンゴシップ
「なんか、よくわからないけど…ありがとう?」

とりあえずお礼をした。

「はぁー…あんたさ、もっと危機感持ちなさいよ。見ていてイライラする。だから女子に嫌われるのよ。」

何が何だかよくわからないけど批判されていることは分かる。

「何が?女子に嫌われるのなんてお互い様じゃない。」

「あたしが嫌われるのはごもっともな理由。あんたは可能性あるんだから直しなさいよ。」

自覚はあるんだ。

「まず、男に対する対応。不器用すぎなのか知らないけど、危機しかないし、端から見ると計算よ。」

そんなこと言われても…

「だって、知るわけないじゃない…。ずっと女子校だったのに。」

「…あんた女子校だったの。なんか納得。これはこれで厄介ね…。」

「厄介って何よ!!勝手に世話焼きに来てるのはあんたでしょ!?」

「と…とりあえず!あんたは男に危機感を持ちなさい!!」

なんだか、喋ってると今まで見てた梨李菜とは違う一面を見た気がした。

「あんたって見かけによらずいいやつね。」

「見かけによらずってなによ。元からです。」
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