ミュンミュンゴシップ
車に乗る。

運転はもちろん店長で助手席には悠令くん。

後部座席にあたしたち二人が乗る。

「にしても、あんた来ると思わなかったわ。」

梨李菜がコーヒー片手に聞いてきた。

「夏休み暇だし行こうかなって。悠令くんから声かけられたし。」

そう言うと悠令くんは

「美結ちゃんも梨李菜と同じように夏休みつまらないって言ってたから俺がプランたててあげたんじゃん。店長は働きすぎだしさ。」

へー…梨李菜も同じこと言ってたのか…。

と言うか想像もできるし思考回路似てるから思うよね。

「でも、梨李菜はその後俺といっぱい遊んだのにね。」

今はまだ明るい。午前10時。それなのに下ネタとは如何に。

「はーるー？店長の前でなんてことを言うの!!」

そう言うと店長は爆笑していた。

「でも、好きでもない人と体の関係もってどんな気持ちなの？」

ふとさっき思ったことが過ったので聞いてみる。

「美結もなんてことを…。それに目の前にいるでしょ…。」

あっ。悠令くんのこと忘れてた。
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