ミュンミュンゴシップ
「はい。」

ドアにチェーンをつけたままドアを開ける。

「相澤 美結さんですね?お話があるので近くの喫茶店に来てもらって良いですか?」

女の人は落ち着いた声で言う。

この人は…あの人だ。この話を外で聞かれたくない。

「うちでよければ入ってもらっても構いませんが。」

「そう。じゃあお邪魔させていただきます。」

そう言って男の人と入ってくる。

あたしはスリッパを急いで出す。

部屋が綺麗な状態のときで良かった。

あたしはどうなるのだろう。

刑務所にでも入れられるのだろうか。先が思いやられる。

部屋にあるソファーに掛けてもらう。

「紅茶入れてたところなんですけど、飲みますか?」

「ええ。お言葉に甘えて。」
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