にんじんは甘い、ピーマンは苦い
「あ、なおちゃん!夏菜ちゃん熱あって…」

『あ、』ってなんだよ、絶対忘れてたろ

そんな反抗すらできない私は、かなり熱があるっぽい

「あら!かなり高いじゃないの」

お姉さんの冷たい手が気持ちいい

「早くベッドに下ろして
翠、熱計って」

私をベッドに下ろした日下部先輩に向けて飛んできた体温計

「ちょっとごめん」

シャツの下からモゾモゾと入ってくる手

抵抗できない私は、されるがまま

奈央先生は、冷えピタとかを準備していた

ピピピッ

「…嘘だろ」

朦朧とする意識の中、日下部先輩の驚く声が耳に届く
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