探求者たちの苦悩




 ゴトッと無造作に悠真クンの前におく。


「三城さん。明かりを消してください」

「あ、はい……」


 雑賀クンの言葉に玲奈が反応する。
 ドア付近のスイッチに一番近いのは彼女だった。

 結界の外に出るわけにはいかないから腕だけをのばして、明かりのスイッチをオフにする。


 視界は再び闇に包まれた。








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