愛ニ狂ッタ人
第1章 彼氏side








いつも通りの、朝。

僕は誰よりも早く、教室へ行く。




勉強するわけじゃない。

愛しい彼女を待つためだ。





僕の彼女は、少し変わっている。

自称・僕の友人は彼女を見て、驚いた顔をしていたのを、今でも覚えている。

まぁその後、思い切り殴ってやった。

「僕の彼女を馬鹿にするな」ってね。






だってそうでしょう?

僕の大事な彼女を馬鹿にしたのだから。

殴られるのも、当然のこと。




そもそも、僕の友人だと言う時点で駄目。

僕に友人なんていない。

否、いらない。





僕の世界に必要なのは、彼女だけ。

愛しい愛しい、僕の彼女だけ。

彼女以外、何もイラナイし、何も望マナイ。









それが、

愛の、カタチ。








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