影の王子とボーイッシュな女の子


「ちょっと希子?待たないの?」



「え?待たなきゃダメ?

 てか私さ、まだ唯に言ってないことがあるんだった」




その好きにその男は私に近付く



というか私にしか聞こえないようにコソコソと耳元で。




キャー!とか言う声が聞こえたことは覚えてるけど。


ボソッ
「ねぇ君パンツ見えてるよ~?

 いつも思ってたんだけどさ~」


なにこいつキモ。


    

「勝手にパーソナルスペースにはいるんじゃねーよクソ!!!」





私の大声に廊下にいた人が全員振り向く




これが私と彼の出会い



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