松木くんの日常
プロローグ
ある日の朝、一人の男が走っていた。


「うっわ、遅刻する!!!」


彼の名は松木高明(まつきたかあき)、高校二年生である。
まあよくある話だが、彼は寝坊したことで学校に遅れそうなのだ。


「ふー。ギリセーフ。」

「また遅刻スレスレかよw」

教室に駆け込んできた高明に声をかけたのは高明と同じバドミントン部に所属する宇佐美政宗(うさみまさむね)だった。


「高明も俺みたいに早く来て勉強しろよ」

「俺は政宗と違って朝はギリギリまでたい派なの。今日はたまたま三度寝しただけなのw」

「高明は授業中も寝てんだろ」

「ほっとけ」

そんな会話をしているところに現代文の大戸先生が教室に入ってきた。


「なー政宗、１限現代文だっけか？」

「いや、５限だったと思ったんだけどな。まあ俺はなんでもいいけど。」

そんなこんなですべての授業が終わり、部活の時間になった。

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