みんなの冷蔵庫(仮)1

「私、お金持ってないので、別な人のところに行って下さい」


私はきっぱりと言い、あんまり見つめると彼の美貌に騙されそうになるような気がして、そっぽを向いた。

店内のお客さんが、皆私達を見てる気がする。
やっぱりこの男がかっこいいからかな。


「だろうね。安物着てるし。お金がないならちょうどいい。僕が沢山持ってる。いるならあげる」


「はぁ?!」


今日の為に奮発して買った、二万円のワンピース着てるんですけど?! それを安物?! くそー!

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