カフェには黒豹と王子様がいます
「き、聞いてた?」

「聞こえちゃいました」

「性格(?)に」

「難あり」

「ですね」

 三人で厨房をのぞくと、視線を感じたのか竹本さんがこっちを見た。そして、小野田先輩にウインク、徳永先輩に投げキッスをした。

「身が持たねえ……」

「確かに……」

 女が嫌いな理由が分かった。

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