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「今、こいつの心理してんだよ」
「おー、楓さんの?俺は性欲を解消したいっす」
「ほらきたっ!脳内お花畑が」
流星が笑いながらアキのオデコをデコピンする。
そのオデコを摩るアキと目が会った時、
「馬鹿じゃねぇの、お前」
呆れながらに俺はそう言った。
「あれ?楓さんもそう思う時ありますよね?男だし、当たり前っつーか。タケルも言ってたしなぁ」
「頼むからお前らと一緒にすんのやめて」
ゲンナリした声でタバコの煙と一緒に言葉を吐き出す。
そしてもう一度タバコを咥えた時、
「アキ、もうこいつはな若い時にヤリまくってっから今は終了済みなんだって」
また流星は面白がって余計なことを言う。
その言葉にアキは一瞬、首を傾げてハッとする。
「あ、あー…わかった。あれっすか?楓さん、もう勃たないんすか?」
こいつはもっと馬鹿だった。
その言葉に流星の笑い声がここぞとばかりに響き渡る。
「勃たないんすか?って。おもろすぎじゃねぇかよ。使いすぎて勃たないレベルかよ。まじウケるわ」
「あれ?そっち系じゃなくて?」
苦笑いしながらアキの言葉に俺は顔を顰めた。
「ちげぇよ、本気で好きな女しか抱かねぇし」
「おぉっ、楓さんの名言でました!本気で好きな女しか抱かねぇし」
「名言でも何でもねぇだろそれ」
思わず吐いたため息が、タバコの煙と一緒に逃げていく。
「あ、じゃあ今もご健在で…」
「は?何がだよ」
「性欲っす」
真剣に言ってくるアキが本当に馬鹿に思えた。
隣でケラケラ笑ってる流星は缶コーヒーを口に含み、タバコに火を点ける。
元はと言えばコイツが余計な事を言うから、話がめんどくさい事になってんだろうが。