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「でも…決めた事だから頑張るよ」

「あぁ。…待ってる」


待ってるから。

そう心の中で呟き、美咲の身体を少し離すと、美咲が俺を見つめた。

その瞳に吸い込まれるように俺は美咲の唇に自分の唇を重ね合す。


「冷た」


そっと離した唇から俺は小さく呟き美咲の唇に触れる。

触れた指で今度は美咲の手に絡ませた。


全てが冷たい。


「なんでそんなに温かいの?」

「みぃちゃんが好きすぎて火照ってるだけ」

「もぉ、なにそれ。じゃあ温めてよ」


再び重ね合した唇をゆっくりと動かし、それに答えるかのように美咲の唇も動く。

その唇を割って、自分の舌を滑り込ませ、俺は美咲に溺れるかのように身体を重ね合した。


美咲の甘い声が漏れてくる。

こんなにも離したくないと思うほど好きになってしまったんだと。

こうなる事を考えもしなかったし、こうなるとは思ってもなかった。


待ってると言った5年。

その5年が俺には待てるのだろうか…

だから、


「美咲、好きだよ」


その言葉で俺はつなぎとめる。


「私も好き」


その美咲の言葉で俺は強く抱きしめた。

キスをして美咲の身体に愛撫する。

美咲から漏れてくる声。

その唇にキスをし、俺は動きを止め美咲の顔を見つめた。


「気持ちいい?」

「…うん」


頬を緩める美咲に「俺も」そう言って、再びキスを落とした。

美咲の両腕が俺の首へと回る。

肌と肌が触れ合うこの温もりが、物凄く居心地よかった。


今まで穴の空いた心の中にスッポリと埋まったような気がした。

いや、気がした。ではなく、もう既に俺の心は美咲で覆いつくされていた。


今まで感じたことがないこの感情に俺は心を委ねていた。


美咲が居ないと、ダメなんだと…
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