ドキドキ体験!
我慢
初めて彼を部屋に入れた。昨日からすごく頑張って片付けた部屋は、かなり女の子らしい可愛い感じの部屋になった。別にいつも散らかしてるわけじゃないけど、割と神経質な彼だからいつもよりも気合いを入れて掃除もしたし。それにしても自分の部屋に異性を招くことが、こんなにも緊張することだなんて!彼も緊張してるみたいで、さっきから会話も上の空。外で会うときは普通でいられるけど、部屋に2人きりっていうのが新鮮だしなんだか気恥ずかしい。いつもより沈黙が長くて、何を話したらいいのかわからなくなっちゃう。2人とも黙ってうつむいたままって状態が続いて、ちょっと話して、また黙る。少し気まずくて、チラッと彼の方を見た。そしたら彼も私の方を、というよりも、私の胸元を見ていたの。私の視線に気付いた彼は慌ててうつむいた。…やっぱり、こーゆー状況だとそーゆーコト、意識するのかな。ちょっと怖くて、不安で、でもほんの少し期待してるような、自分でもよくわからない気持ちになる。外はまだ肌寒くて、部屋には暖房を入れてたんだけど、利きすぎかな?緊張のせいかな?暑くなってきちゃった。「ちょっと暑いね。エアコン切る?」会話が続きそうにない話題だけど、沈黙よりマシだと思って彼に言う。突然彼が私の手を握って「じゃあセーター脱げば!?」って、大きな声で興奮気味に言った。私びっくりして「べ、別に脱がなくてもエアコン切るから大丈夫!」って、彼の手を振りほどく様にして、机の上のリモコンでエアコンを切った。気まずいムード…。「の、喉かわいたね!コーヒー煎れるねっ」私は重い空気に耐えられなくなってキッチンに逃げた。彼はちょっとイライラしてるみたいに見えた。私が中途半端だから?部屋に呼んだらイコールそーゆーこと…なのかな…。覚悟を決められないまま、コーヒーを持って彼の隣に行くけど、さっきより離れて座っちゃった。
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