お嬢様の秘密ー番外編ー
私は夏菜に引っ張られ大きなお屋敷に案内された。


「かな………たすけてくれてありがとう………。」


「ともだちなんだもの!とうぜんよ!

ユリは………いつもあんなふうにいじめられてたの?」


「うん…………。わたしのいえ、きれいなアパートじゃないの。だからわたしのことをきたないっていってくるの。

いままであそんでくれたこは、いじめっこにわたしがいじめられているのをみてにげていってしまって………。

つぎにあったときは、あいさつもせずににらんでくるの………。」


だから抵抗しなくなったんだ、と私はため息交じりで答えた。


「そんな………ユリ!わたしはずっとユリのともだちだから!!こんどユリをばとうしてみなさい、いえごとつぶしてやるわ。」


にっこりと笑った夏菜に寒気がしたが安心させてもくれた。


「あなた………きづいてる?さっきからわらっているわ。」


「かなのおかげだね。」


メイドさんが持ってきてくれたジュースを飲みながら楽しくおしゃべりした。


「ねえ、どうしてフランス語がはなせるの?」


「おかあさんがおしえてくれたの。ならいごとをするよゆうがないかわりにいろいろおしえてくれるんだよ。」


「ふーん………じゃあこうしない?わたしのいえでもならいごとしない?もちろんタダで!」


「え!?いいのそんなことして!?」


「いいよ。そのかわりにわたしにげんごをおしえて。なにごをはなせるの?」


「いろいろ………えいごとかドイツごとか………。」


「わたしのせんせいきびしいんだ。だからユリがせんせいになって!」


「うん!がんばるね!」



こうして私たちはどんどん仲良くなっていった。



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