ワンコorオオカミですか!?
「先輩の脳内を覗いてみたい。なんか、一生叶わない気がする」

「一生、一緒?」

ずっとルームシェアするつもりかと首を傾げる。


「それはどうでしょうね? 俺って先輩の何なのか――本当に時々分からないからなぁ」

分からない?
狼君は今日、ちょっといつもと違って変だ。
いつもの、一緒に居るだけで縁側で猫と日向ぼっこしている様な穏やかな雰囲気じゃない。
きっと、朝から修羅場でピリピリしてたから、神経が研ぎ澄まされているんだと思う。


「見て、チョコペンで『狼君、お疲れ様』って書いてみたよ」

「ほーどれどれ」

カルアミルクと牛乳の黄金比があるらしく、グラスに慎重に注いでいた狼君がこっちを見る。

「『狼』の字が潰れ過ぎです!」

ゲラゲラとお腹を抱えて笑う狼くんはそのまま背中から倒れる。
その上にサンタが乗ると、ぺろぺろと狼君の顎を舐めていた。

「うわ、舌がざらざらして気持ち悪いっ」


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