depend
15才

付き合って4ヶ月

キスをしてから、
今まで停滞していたものが
一気に加速して
色んな事が進んだ。

はじめてのセックスは、
夏祭り。

浴衣がぐちゃぐちゃになって
帰りは大変だった。

痛くも気持ちよくもなかった。
ただ、なんとなく安心した。

はじめて、タバコを吸った。

最初に吸ったのは
セブンスターで、咳き込んだ。
頭がクラクラした。
翔太と一緒に
自分に合うタバコを探した。
毎日、いろんなタバコを吸った。

しっくりきたのは、
マルボロのメンソールライトだった。


髪ももっと明るくした
化粧ももっと派手になっていた
ピアスも開けた。

クラスのグループも
あたし中心だった。
同じような髪をして、
化粧をして
彼氏の話を永遠ループして。

先生たちにも叱られても、
なにも怖くなかった。

いじめも始まった。

くつを隠されたり、
写真を、画鋲で顔を潰されたり
体操服がなくなったり。

でもあんなに、怖かったのに
翔太がいたから平気だった

何かあるたびに、
翔太は騒いで暴れた

次何かしたらぶっ飛ばすからな

って疑いのある先輩たちに
ゆってくれた。
守ってくれた。

翔太がいることであたしは
変わった。


毎晩単車で、どこかにいった。
悪いことをしてる自覚があっても
楽しくてしょうがなかった。

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