知られてはいけない

私の根性

しーんと静まりかえった食堂





少し出にくいけど、仕方ない





”分かった”と送信してから、りんに話し掛ける





花「じゃあ、行くわね」




梨花「え!?な、どこに?」





花「教室よ」





梨花「え!?いきなりどうしたの!?」





ちょ、声大きすぎ




周りの人が見てるじゃない





花「はぁ、静かにして。
面倒くさいからもう帰るって言ってるのよ。
残りたいのならあなただけ残れば良いじゃない」





梨花「花が行くのに私が行かないわけないでしょ!?」





だから声大きいって・・・・





「ちょっと!そこうるさいわよ!!誰!?」





花「あーあ、あなたのせいで面倒なことになったじゃないの」





梨花「やばっ!ご、ごめん!花はなんでそんな冷静なの!?」





花「別に・・・」





ガタン、と少し音が鳴るのを聞きながら席を立つ





「あなた達ね!?私達が話しているのにコソコソとしゃべっていたのは!」





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