知られてはいけない
冷斗「お前等声を落とせ。周りのやつらに弟ってのがバレたらどうすんだ」





彼方「さすが冷斗君。それ僕も気にしてたんだ」





さっき彼女達が逃げるように食堂を出ていって、だいぶいつも道理になったけど、まだ少し静かだ





もし一年目で弟ってバレたら、あと三年それが付いて回る事になる





そこで頭をよぎったのは、雷神がここに入ってきたときの騒ぎ





元々兄さんと顔が似てるから、顔は整っているほうだと・・・思う





その上雷神の幹部の弟で、冷斗君とも知り合いと知れれば・・・・





人間嫌いの僕からしたら想像しただけでもゾッとする





冷斗君たちは僕が物心ついた時から兄さんと友達で、僕も一緒に遊んでたから大丈夫だけど・・・





てかそんなんじゃなくても、冷斗君達みたいな性格だったら大丈夫だけど・・・・




空「わーそうだった!ごめんねカナちゃんー!」




彼方「・・・言ったそばから大声だしてるしね」





冷斗「彼方。お前昼飯まだだろ。俺等もう頼んでるからお前も頼んでこい」





ああ、そうだった
ご飯たべてないや・・・




彼方「うん。じゃあ行ってくるね」


なに頼もうかなぁ












・・・・人間嫌いの僕は、
冷斗君と同じ名字の、あの女をすっかり
忘れてしまっていた


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