感謝愛日記
家路
楽しかった夢の時間

魔法がとけて終わるまで

もう少しだけ夢を見させて

別れ際のふたりの目 ほかには何も見えなくて

流れる時間 この瞬間を焼きつける

言葉はなくていい

初めて合わせた唇の感触 まだ鮮明に覚えてる

優しく甘くあつくなる

お別れのときは ひたすらに強く強く

とける魔法にかき消されないように

強く強くわたしに響く

この唇に記憶させようと

あなたからの思いを集中して受けとる

また会う日まで

この深い思いを忘れないように

そしてあなたは 黙ってわたしを抱きしめた

ひたすらに強く強く

夢の時間は出発の合図とともに消えていく

とけていく魔法の中で

ひとり余韻に浸りながら
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