君が冷たい理由。【完】







ぱぱがいなくなったあの日、










泣きながら公園に行ったら陸が駆けつけてくれた。
いつだって私を守ってくれるのは陸だった。











『ぱぱの代わりに俺が守ってやる』



そういって力いっぱい抱きしめてくれた。











「楓、お前もう気づいて…」



「最初からおかしいなって思ってたの」



「…え?」



「私なんかを颯太くんが相手するはずないってわかってた。わかってたのに好きになっちゃったの。」








きっと最初からこうなることがわかってた。
いつか離れてしまうって。
< 180 / 217 >

この作品をシェア

pagetop