君が冷たい理由。【完】
ガッツポーズをしながら
凜の後ろに炎が燃えているのが見える。
「いやでも…、」
「嫌な奴だって思ってたけど、
あんたに大切な感情を教えてくれてあんたの選んだ人だもん。
芹沢に感謝しなきゃね」
ずっと、ずっと私を守ってくれていた。
あの過去から男が嫌いで陸以外には近づけなくて、弱かった私を。
ずっと傍にいてくれた。
そんな凜が目に涙を浮かべて私に微笑む。
「凜…」
「応援するからね、楓。」
「え?」
「頑張ろうね。楓の初恋」
「…頑張りたい」
心の底から出た本心だった。