君が冷たい理由。【完】

-5







「んん…っ」



「こーら楓!起きなさい!朝よ」




どんどんどんと私を叩く。




「んー…なんでお母さんいるの…今何時ぃ…」



「はあ?誰があんたの親よ。寝ぼけてないでほら顔洗う」





勢いよく剥ぎ取られたお布団。




「ううー…凜てば鬼畜~」




「そんなこといってないで。メイクするんだから」




「あ、そっかっ…!」





昨日凛と話したことを思い出し洗面所に向かい顔を洗う。





「今日は自由行動だからね。あんたは途中から芹沢と2人で回んなさい」



メイクをしながら言ってくる凜。



「え、でも」





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