オバさん娘・三浦幸子の恋
「2人とも、アンタに会いたがっているけどね。又、今度ねって言い聞かせてやった」
「私も子供たちの顔を見たいなぁ。子供たちに宜しく言っておいて」
「了解了解」

 一緒に近くの居酒屋レストランに入る。
 私が事前に予約を取った店で、手頃の値段と新鮮な食材をふんだんに使った美味しい料理が自慢になっている。
 私はネットで、この店の存在を知り予約を取った次第である。

 店は年季の入った2階建て。 
 1階が厨房とカウンター席とボックス席少々、2階が板張りのフロアになっていて、それぞれ掘り炬燵風のテーブル席が並んでいる。

 私と姉は一番奥の席に案内されて落ち着いた。


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