喫茶人形 〜メイドの恋〜
★公園



乱暴に背中から廻されて
前のボタンを外そうとしていた
ヨルの腕が

私が叫んだことで
ビクリと止まったのがわかった ―――



…きっと驚いたのは、声にじゃなくて
私が、思いきり抵抗してるからだ…



今まで逆らったことなんかなかった


なにも考えずに
人形みたいにしていれば


――… その方が、楽だったから



体はまた
壁に押し付けられて
巻き付いた手に、口もふさがれる



「なぁ…ユキナ
おまえ、どうしちゃったんだよ…?!」





…息 できない




結局私は… 抵抗するのをやめた…




< 118 / 391 >

この作品をシェア

pagetop