喫茶人形 〜メイドの恋〜
☆告白




そんなある日 ―――
リョウスケがケガをして帰って来た


「リョウスケ?!どうしたの?!」


左の顔に、青いアザが出来てる


「ただいま〜…って
ちょっと仕事で、ぶつけたんだけど
…そんなに目立つかな?
あ、風呂沸いてる?」


「う…うん…」


「サンキュー!…一緒に入るか?」


「…!
明るいし、は、恥ずかしいからムリッて
前も言った…!」


「毎日見てんのに…」


「そッ それとこれとは別なの!」


…リョウスケは笑いながら
お風呂に行って…

なんか、歌うたってるし…
平気そう…?


買って来てくれたお弁当と
コップを二つ、テーブルの上に並べる


リョウスケがブルーの水玉で
私がピンクの花模様だ


「あ〜!キモチい〜!
俺少し先に寝るわ
ユキナ、食ってていいよ」


「…えッ」


リョウスケは言うなり
ふとんにサーッと潜り込んでしまい
すぐに寝息をたててしまった…


…リョウスケ

ムリしてるのかな…


先に食べるなんて出来なくて
私も後ろから、そっとふとんに潜り込む


…最近やたら眠いから
すぐに背中の温かさが
私のまぶたを、重くさせた…




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