私の好きな人

なにコイツ…

爽やかな笑みを浮かべているのに…
なぜか怖いと思ってしまう…


男の笑みは、どこか違和感があり
まるで仮面みたいな冷たい感じが出ていた


「えっと…
君が大谷 昴の妹で間違いないのかな…?」

「……そうだと言ったら…?」


私は相手の反応を見ようと
さっきから聞いてきていることを返した


「あっ、やっぱりか…!
そうだと思ったよ!

ちょっと大谷 昴と似ていたからねー!」


男はニコッと笑うと手を叩いてポンっという感じで当たったー!と喜んでいた


私は純粋に喜んでいる男を見て、変な人程度で警戒を解いてしまった

< 106 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop