ハッピーアワーは恋する時間
そんな感じで、その日私は、亜幸さんが来てくれた後、全然仕事に身が入らなかった。
だって・・・ブーケを作っている時は、亜幸さんからもらったブーケがチラチラ目に入るし、接客や配達をしている時は、亜幸さんのニコッと笑った顔とか、プクプクしたせつなちゃんのほっぺを、スッと伸びた人さし指でツンツンと軽くつついている姿が、パッと思い浮かんで・・・。

もう!
亜幸さんって、元の顔立ちと体型がすっごくいいから、どんな顔や姿をしててもカッコいいし!
せつなちゃんに微笑みかけたときの顔とか・・・。
あの切れ長の目でじっと見られたら・・・。

私の足の指が、思わずキュッと丸まってしまった。

思い出しただけでボーっとしてるし!
この威力ってもう・・・!

私は、ソファに置いているオレンジ色のクッションを、ボフッと叩いた。
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