今日こそ絶対に自殺します。






「ーーーってまあ、
そーゆーのは置いといてっ!」



「……っ!」



パピヨンはまたいつもの口調に戻ると、グラスをテーブルの上に置いた。



「いやー俺めっちゃ嬉しかったんだよ!!
チャンぴかが明日行くって言ってくれて!!」



ふぉーーー!!!と、急に叫び出すパピヨン。



もちろん周りの客は一斉に私たちに冷たい視線を送ってきた。




「兄貴、絶対にいい試合を見せてくれるよ!」



パピヨンはその場から立ち上がると、遂には踊り始めた。



「……っ!」






ちょ、ちょっと……



お前静かになったり、うるさくなったりするけどさーーー




普通はねーのかよ!?!?





「たーのっしみーんっ!
たーのっしみーんっ!」



完全に意味のわからないダンスを踊るパピヨン。



見てるこっちが恥ずかしくなってくる……



「何あれ?」


「頭おかしいよね?」



あーほらほらお客さんもめっちゃ不審がってるしー!!




「あーもー…!」



ガシッ


とうとう私はパピヨンの腕を掴んだ。



「!?!?」


「ーーー出ましょう!ここ!!」






< 186 / 326 >

この作品をシェア

pagetop