浮気彼氏と甘々幼なじみと私【完】
【龍訝side】




昨日、萌と有紀が休んだ。




俺は嫌な予感がした。




しかも、アイツの言葉を思い出したんだ。




『龍訝じゃ俺には勝てない』





『俺の方が萌のことが好きだ。
龍訝よりも愛してる!』





『これからは俺も正々堂々といこうと思う。』






『萌には龍訝がいるけど、この状態ならって思って。
萌、俺萌のこと好きだよずっと昔から』





アイツ……有紀はとうとう幼馴染みという縛りから抜け出そうとしたんだ。






そして、今日。




朝にぼー、と女の話がつまんなくて外をみてたら有紀と萌が手を繋いで歩いてた。




二人して真っ赤になって、まるでカップルのようだ。





俺の心に黒い感情が広まった。





でも、そのあとの萌のメールで吹っ飛んだ。



萌からのメールが嬉しかった。でも、行ったら『別れて』と言われた。





俺は頭が真っ白になった。その後俺はなんて萌に言ったかはあまり覚えてない。




1つわかるのは、俺と萌は別れた。





俺はとても後悔した。





颯真って奴と有紀に嫉妬して浮気した。





それが間違ってたんだ。




きちんと萌に言えば、何かが変わっていたかもしれない。





なにか嫌なことが起こりそうな気がする……



まさか、的中するとは思わなかった……





【龍訝side end】
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