煩いHoney
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
柿谷とは先ほどの美人マネージャーのことだ。
柿谷からはティッシュをもらえなくて、わたしからはもらえるのか。もらってもいいと思ってるのか。
見返りもなしに。
その差は、なんだ。
わたしと柿谷の差。
…いや、考えたくもなかった。
「それに、滝井のことだから多分日誌を書いてくれてんだろうなぁっても思ったし――あ、やば、また来た。滝井、てぃ、ティッシュ貸して」
また言った。
だからティッシュ貸してって、なんだ。