友達だったはずなのに…
友達だったはずなのに…
私の名前は君野綾音。
○○県の高校に通う高校3年生です。
今からお話する事は私が実際に体験した事です。
そんなに長い話にはならないと思うので聞いてください。

私はいつも行動を共にしている子がいます。佐々木茉莉乃ちゃんと藤田咲ちゃんです。何処に行くにも3人一緒にいて、周りから何て言われようと一緒にいました。
でも、私達の関係はある日を境に崩れ去りました。
私のクラスに転校して来た山本まやちゃんが原因でした。
山本まやちゃんがクラスに入ってきて、担任の××先生がまやちゃんに『じゃあ山本さん皆さんに自己紹介をしてください。』と言われまやちゃんは自己紹介をし始めました。
すると!いつもホームルームの時間は寝ている咲が、起き上がり、『アレ!まーや⁈ まーやだよね。 久しぶり!』っというとまやちゃんも、『あっ!咲ちゃん⁈ 久しぶり!』
そして、まやちゃんも私達と一緒に過ごすようになりました。
でも、ある日の放課後誰かの泣き声と一緒に怒鳴っているような声が聞こえてきました。
私が教室に入ってみると、教室の中にいた人にビックリしました…
何とそこには山本まやと佐々木茉莉乃が居たからです。
そして、まやは怒鳴っていて、茉莉乃は泣きながら、『ごめんなさい…ごめんなさい…』っと何回も何回も謝っていました。
そして、私は茉莉乃を助ける為に咲にこの事を話しました。
そしたら咲は、『まやはお嬢様だから…自分の思い通りにならないと、直ぐ切れるの』っと言われてしまいました。
そこで、学校の先生に言ったところ対処しておくと言われたまま結局対処して貰えませんでした…
このままだと茉莉乃が危ないと思い直接まやの家族に言おうと思って、連絡網を使いまやのお母さんに『まやがいじめをしています。お母さん方からもまやに止めるように言ってもらえますか?』と言いました。するとお母さんは『わかったわ。まやとゆっくり話しをする時間を頂戴』と言い残して電話を切ってしまいました。

そしてその日から、まやは学校に来なくなりました。
また平和な日が訪れると喜んでたのもつかの間…
山本まやが学校を休んでから、1ヶ月経ったある日 まやが学校に来ました。
クラス中はまやがクラスに入ってきた瞬間凍りついていました。
なぜ、凍りついていたのか…
それは、またいじめが始まると誰もが思ったからです。
でも違ってました。
今度はまや自身が、担任,校長,教頭,教育委員会にクラス中からいじめを受けていると告白したのです。
もちろんそんな事実はありません。
でも担任も校長も教頭もましては、教育委員会までもが、まやの言葉を信じて、私達が話には、耳も傾けませんでした。
その日から1週間、私達は先生に呼び出されるようになりました。
もちろん犯人など出てきませんでした。
そしたら今度は、授業の度に教科書やノートなどを、忘れてくるようになりました。
そして先生がまやに『おい!山本!教科書とかどうした』するとまやは突然泣き出し『先生…これです。』まやが教科書やノートを机の中から出して机の上に置きました。
机の上に置かれた物に先生は、唖然としていました。
その表情を見てまやは『先生…これクラスのみんなにやられました…先生…もう辛いです。』と泣きながら、答えているまやを見て先生は『わかった。先生達に話して来るから、待ってろ。』と言い残し教室から出て行ってしまいました。
私達は先生が戻って来るまで待っていました。


しばらくすると先生が戻って来ました。
クラスにいた誰もが、授業再開すると思っていました。
そしたら、先生がいつも出す声よりも大きい声で『てめーら!大人しく自習してるんだぞ! わかったな!』と言い残し、まやを連れて教室から出て行きました。
先生が出て行った後、もちろん大人しく自習する人などいませんでした。
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