▼ストーカーガール、君の勝ち。
◆03
【玲音side】
▽
やっと戻ってきた
平穏な帰り道。
なのに何かが物足りなかった。
原田の似合わない
ミルクティーも、
眼前に広がる夕暮れの道路も、
全てが同じのはずなのに。
「玲音くん!」
子犬...というか
ヒルのように
まとわりついてきた
月島がここには居ない。
「諦めた」と原田は言うが
その程度の想いだったのかと
清々するの裏側に
微かな寂しさが滲むのは
否定できない。