▼ストーカーガール、君の勝ち。
「なに、
どうしたの?」
へらり、笑って
彼の表情をほぐそうとしてみても
凍りついたままの
彼の顔は変わらなくて。
それどころか、
彼のチームメイト迄もが
示し合わせたように
俺の顔を凝視していた。
耳が痛くなるような沈黙に
自らが浮かべた笑いさえ
ひきつっていくのを明瞭に感じる。
「...なにか、あったの?」
2回目の問いは
高い体育館の天井に吸い込まれた。
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