あの日のまま
プロローグ
あなたを好きになって、どのぐらいの月日がたったんだろう。

最初は、一方的な片想だった。
知られてはいけない気持ち。
段々と欲張りになっていく自分。

両思いになった時は、嬉しくて泣いてる私に優しく抱きしめて大好きだよ。って言ってくれた。

あなたと過ごした日々は、私にとって夢のような時間だった。
ずっと、ずっとあなたの隣にいて、笑っていたかった。

けれど、出逢って恋しなければよかった。
悩んで、落ち込んで泣いていた日々。

幸せだったあの二人が過ごした時間は戻ってこない。

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