誘惑したくなる上司の条件

男性に免疫がないのか


はたまた、全く俺なんかは相手にされていないのか


彼女と飲みに行くと必ず、男同士の飲み会みたいな会話になってしまう。


「せんぱーい、どっかに良い男いないですかね?」

「果穂ちゃん、飲み過ぎだよ」

「もう、課長の目の敵にされてる気がする!マジムカつく!」

「課長は厳しいけど、みんなに平等に厳しい人だよ。

それに耐えてる果穂ちゃんは

女の子なのにすごいと思うけど…」


気づいたら

会話の途中で爆睡。


それ以来

彼女の酒癖の悪さに10年も付き合うことになるなんて


あの時の俺は考えてもいなかった。


< 135 / 186 >

この作品をシェア

pagetop