誘惑したくなる上司の条件




「姐さん…朝から比べたらなんかげっそりしてません?」


定時をすぎてちらほら外勤のみんなが帰ってくる頃


脳みそをフル回転させてた私はすでに生気を失っていた…。


「し…写真の添付の仕方が分からない。」

「姐さんは本当に機械関係だめですね」

笑いながら後輩の宮路が私に寄り添うようにPC画面を覗きこんだ時

ふわっと香った香水の匂いが鼻についた。


「宮路、男のくせに香水とかつけんの?」

「男だって普通に香水くらいつけますよ。
いいから、貸して、やってあげますから。」

椅子を譲り、できないところを宮路に丸投げ。

そのまま全部やってくれないかなー。なんて期待しないわけでもない。

いや、そんなよこしまな事を考えたらいけません。

感謝感謝です。


< 40 / 186 >

この作品をシェア

pagetop