いくら願っても叶わないと知って
タイトル未編集

それぞれとの出会い

雨が降っている。

いやだなぁ、入学式に雨なんて。
早速濡れちゃった。
帰って乾かさなきゃ。

ここでも一人ぼっちなのかと、
ため息をつく杏里。
入学式に来る親なんていない
親戚をたらい回しにされた挙句、
虐待された。


傘をさして歩く親子を横目で見る。


おいっ︎

校門前で男性の声が響く。

お前なにしてんだよ
傘もささないで、風邪引きにいってる
ようなもんだろ…
おら、入れ

なにこいつ…

今日二度目のため息

なにボーッと俺を見てんだよ。
ほら、入れ。

腕を掴まれる。
不意だったのでふらついてしまう。

入学式の日からなにイチャコラ見せつけてんだよこいつ。
うちら、カップルじゃないし。
てか、初対面だし。
次は逆に私が横目で見られる。





でも、いい奴。




何関心してんだ私。



おめえ、なんて言う名前?

杏里、板野杏里。

杏里ちゃんか…

ん、何?

いや、何でもねえ!

そういうアンタは?

俺は晃司な! 荻野晃司

(晃司…?)
そう…


杏里ちゃん、よろしくな!




雨はまだ降っている。
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