永遠を君に…



「俺と付き合えよ…。あいつに騙されてんだって!な?」


な?じゃないよ…


「あいつと別れた方がいいって!」


別れるよ…


真に言われなくたって別れる。
別れても私は真の思い通りにならない。


「カケルと別れても私は、あんたと付き合わない!」


ハァハァ…

叫ぶようにして言った。


「分かってよ…真。私の生活に真は必要ない。私のヒーローにもなれないの」


真が私を守りたいと思ってくれるのもわかってる。でもそれは私にとっては、ただの有難迷惑にしかならない。


パシン……ッ


え?った…


「あ!ごめん」


私…今…殴られた?

左の頬がジンジンして熱を持つ。
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