美人モデルは最強姫⁉︎
ガチャ…


私達はソファに向かい合うようにして座った。


「それで?どうしたの?」


「…やっぱりわかっちゃった?」


朗は私から何か用事があるって気づいていたみたい。


「長い付き合いだからね」


「朗にはかなわないや。…実はね、ハッキングで天馬が神王と同盟組んでることがわかったの」


「なるほどね。それで一緒に攻めてくる。だから銀龍に協力してもらったほうがいいかっていう相談か」


「さすが朗!話が早い!」


族の中で1番頭がいい朗は人の話を理解するのが早い。


「俺は別にいいと思うよ?」


「うーん、でもねぇ〜」


「どうせ翔に迷惑かけたくないとか思ってるんだろ?」


(う…図星…)


「図星って顔だね。別に彼女なんだし、迷惑くらいかけていいと思うけど…」

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