美人モデルは最強姫⁉︎
ガラガラ…


私達が教室へ入っても、まだ銀龍のみんなは女子に囲まれていた。


亮太は嬉しそうだけど、他のみんなはめんどくさそうにしている。


あからさまなのに睨まれてるのに、なんで気づかないかなぁ〜。


「あれ?そういえば今日、今日めぐみちゃんがいないね」


愛奈にそう言われて教室を見渡してみる。


「本当だ。珍しいこともあるんだねー」


もうすぐ朝のホームルームが始まる時間。


めぐみは割と早めに学校に来るから、この時間になってもいないのはおかしい。


休み…ってこと?


私達はもう一度席に座って話始めた。


宿題のこととかテレビのこととか銀龍のこととか…。


少しすると先生が入ってきて、それと同時にさっきの女子が戻って来た。


そっちに気を取られて目をやると…あやかって人とバッチリ目が合う。


なんか…睨まれてる?


別に良いんだけど。


私は何もなかったかのように目をそらした。

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