みんなの冷蔵庫(仮)2
成る程。
くららはちよみがまた傷付く事を恐れているのか。

明らかに泣いた跡の残るちよみの顔を見て、心配しているのだろう。


自分はちよみのせいで怖い思いをしたというのに、お人よしな奴だ。


くらら――

僕が女でも佐田を好きになっただろうか。

ちょっと考えてみたが……

――駄目だ。
想像すらできん。やはりどうしても僕は女の子が好きだ。

また脱線した。


「シグマのいる小鳩ひまわり園に五年前までいたみたいなんだ」


続けて問うと、シグマは視線を天井に向けて眉を寄せ、必死に記憶をまさぐっているようだった。


「知らない……入れ違いかな? 俺中一の夏からいるけど」



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