【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく
「お祖母様っ、でもっ!!」

「露李!」

お祖母様が声を荒げたのは初めてだ。

少女はびくりと肩を揺らした。

「慎みなさい。これが神影家の使命です。反抗は許しませんよ」


老婆の眼差しか冷たく彼女に向けられる。


頭で理解できても心が納得しない。
 
──私はただ、幼い子供のように駄々をこねるしかない。


「誰かを犠牲にしてまで…」

「露李の力次第で、運命は変えられます」








運命の扉が、開き始めた──。

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