アタシはイレモノ
たしか、公園の少女もこんな風に胸元が濡れていた。


あれは唾液だったけれど……。


そこまで考えたとき、授業を始めるチャイムが鳴りはじめて、あたしは慌てて自分の席に戻ったのだった。
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