アタシはイレモノ
普通、疲れていたら掃除をすることでもっと体力を消耗するはずだ。


だけど今亜耶は友達と笑いあいながら掃き掃除を終わらせてしまった。


「菜月、モップ始めるね」


亜耶にそう言われ、あたしは「う、うん」と、我に返って慌てて返事をした。


とりあえずあたしも早く掃除を終わらせなきゃ。


そう思い、ふきんを握り直して窓を拭いたのだった。
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