青い蝶

しまった~。寝起きもだめだったこと忘れてた~っ!!

私はその場に再びへたれ込んだ。
ま・・・負けた、……女子として。


「大丈夫?」


見上げると、いつもの陽介が心配そうに手を差しのべていた。
もう戻ったみたいだ。

誰かに手を借りないと立ち上がれそうにないので渋々手を借りる。

・・ん? 陽介…、もしかして覚えてない?

そう思うと腹が立って。
立ち上がったあと顔を合わせないで、リビングに向かった


「?」


陽介からしたら、何かは分からなかった。
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